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小説「阿部 寛事件」 (2/7) [小説]

では、続きをお楽しみ下さいませ。
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@ 第1章 事件なのです! @

「やぁ。研究の方は進んでいる?」
パナマ帽子にアロハシャツ、チノパンと、クールビズしている浅黒の男が立っていた。
警視庁きってのはぐれ刑事、秋葉(あきば)警部だ。
いろんな事件に勝手に首を突っ込むので、”はぐれ刑事”と呼ばれている。
以前、ちょっとした事件に関わったことから、知り合いになったのだ。
私のイチゴポッキーを右手に、挨拶代わりか、片手をひらひらさせている。
「ちょっと、警察といえども、勝手に入ってこないでくださいよ!関係者以外立ち入り禁止ですよ!」
真後ろにある、扉を指し示す。
「そんなこと、みるくちゃんと俺の仲じゃないか~」
イチゴポッキーをフリフリしながら、秋葉警部はしれっと言った。
<<上野美留玖(うえのみるく)>>とは、私の名前。
色白の美肌は誰にも負けない自信がある!!!
2重のパッチリしたお目目に、愛くるしい唇。
が、友人に曰く、この巨体&分厚いレンズの眼鏡が全てをチャラにしているそうだ。
只今彼氏なし歴24年目を更新中…(涙)
ちなみに、双子の姉は<<上野苺>>。
2人合わせて<<苺みるく>>。両親の大好物だ。

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続きは、また明日[黒ハート]

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