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赤い指 -東野圭吾(ネタばれアリ)- [読書]

またまた東野さんです。

赤い指

赤い指

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/07/25
  • メディア: 単行本



デビュー作、「放課後」から60冊目、そして今から3年前に発行された作品ゆえ、話がとてもこなれていました。
話は深く重いのですが、ぐっ!とひきつけられて、半日で読んでしまいました。

7歳の女の子が14歳の直巳に殺されてしまうのですが、動機が単純と言うか、直巳の自己中なだけに、女の子の母親の辛さを想像して、辛かったです。
刑事達が隙間風?と思った「ひゅう」という音が、実は母親の泣きからした声だったというシーンが、心に残ります。

しかし、直巳の母、八重子の態度、強いですね~。義理父が亡くなり、義理母も介護が必要となったとき「私は介護のために、この家にいるんじゃない」なんて、なかなか言えないよ~(>_<)
結局、八重子も昭夫も、介護なんて全くしないし…。同居している意味ないじゃない!

あと、直巳の両親、昭夫と八重子が、直巳&自分達を守るため、呆けた昭夫の母(政恵)を犯人として刑事に伝えるシーンは辛かったです。そして、警察に連れていかれる…といった時に、アルバムと名札をみて、真犯人が直巳だと告白するシーンも印象的。

最後にタイトル「赤い指」の意味するところが判明するのですが、これも「ああ!そういう意味だったのか!」と納得のトリックになっていました。
政恵、頭いい!でも、そんなするなら、さっさと、刑事達に真相を伝えればよかったんじゃないかな~?なんて、思ったりします。

ともかく、お勧めの1冊です!

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