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放課後 - 東野圭吾(ネタばれアリ) [読書]

「ガリレオ」を読んでから、東野圭吾が好きになり

放課後 (講談社文庫)

放課後 (講談社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: 文庫


を読んでみました。

これって、今から20年前に書かれた、デビュー作なんですね。(江戸川乱歩賞受賞作)

でも、20年前という古さを全く感じさせませんでした。
女子高という狭い範囲で起きた殺人事件・密室トリック・複数の容疑者と、「本格推理小説」どまんなか!の作品です。

でも…作品紹介にあった「青春推理」って…ちょっと違うんじゃないかなぁ?
「青春推理」ってイメージ的には、もうちょっと爽やかな終わり方か、純な心を犯人が裏切るみたいな…
宮部さんの

夢にも思わない (中公文庫)

夢にも思わない (中公文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 文庫


みたいな作品を指すんじゃないかな~?

読んだ感想デス。

途中まで、「私」の1人称は2人の人が交互に入れ替わっていると、思ってました。
だって、最初の「私」は「どちらかといえば人の影に隠れている方だ」といいつつ、その後の「私」は、他の先生と社交的で「ケイ」や「陽子」にモテモテ!アーチェリー部でも生徒に信頼されている。
(でも、先生が生徒の名前を呼ぶかな?フツー名字で呼ぶと思うんだけど。)

また、最初の「私」は東北に転勤するより地元にいるように「母」に勧められて教師に転職するけど、その後の最初の「私」と兄の電話で「お袋が心配しているから、たまには顔を見せにこい」と言われる。

なので、途中まで”最初の「私」”が犯人かと、かんぐってました[たらーっ(汗)]

犯人の殺人の動機、ホンッとに共感できませんでした!
もっと直接的にひどいことをされたのか?と思っていたのに。
現場を見られたかもしれない…で、殺人をおかすかな~?
通り過ぎただけで、見ていないかもしれないし。

私なら、親を説き伏せて、自分が転校するけどねぇ。

最後に主人公が奥さんと愛人の店長さんに殺されちゃうんですが、奥さんに男がいる雰囲気がプンプンしているので、予定通りって感じもします。
が、やはり何も殺さなくてもねぇ。
離婚して、愛人の店長さんと結婚すればいい話だし。

とはいえ、久しぶりの「本格推理小説」はとても楽しめました[exclamation]

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なっち☆

肉球さん、じゅびたーさん、niceありがとうございます(^0^)
by なっち☆ (2009-08-05 09:46) 

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